悲しいお祝い膳
この日の夕方は、アロマのフットマッサージ
が予定されていた。
息子が搬送されてそんな気分でもなかった。
無しにして別のプレゼントでもいいよと
提案してくださったけど、
1人で部屋に篭っていても
他の赤ちゃんの泣き声が聞こえて辛いから
マッサージを受けることにした。
マッサージの方が話を聞いてくれながら
たくさん励ましてくれた。
励まされて少し落ち着いてきたけど
その夜ご飯はタイミングも悪く
お祝い膳の日だった。
また泣いた。
配膳の方は何も知らないから笑顔で
「おめでとうございます〜!」と
持ってこられたけど全然食欲もなくて
正直食べたくなかった。
でも搾乳して明日の面会で母乳を届ける!
その気持ちがあったから、なんとか頑張って
お盆3つ分の食事を約2時間かけて完食。
あとは寝るだけ。
この日の夜勤はたまたまお産に携わってくれた
助産師さん(師長)と看護師さんがいた。
2人ともお産の時から知ってるから
余計に本音が話しやすかったし、
巡回にこられた時にもたくさん泣いて
たくさん話も聞いてもらった。
いつもなら授乳のために
ちゃんと起きれるか心配でアラーム
かけてたけど、この日はアラームが
鳴る前に毎回起きて
3時間おきに息子のために搾乳。
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そして他の子の泣き声が聞こえるのが嫌で
イヤフォンをして就寝の繰り返し。
イヤフォンの中にはヒーリング音楽が
ずっと流れていて思ったよりしっかり寝れた。
看護師さんにナースコールで呼ばれる
ことがあったらいけないからと思って
片耳だけのイヤフォンにしていた。
片耳イヤフォンにしていたせいで
翌朝起きた時には左側の首が
とてつもなく凝っていて、
左を向くのが辛いくらい硬かった。